オーバーランド、「Ship Simulator Gold Edition」を5月25日に発売


 シミュレーションゲーム株式会社オーバーランドは、オランダのVSTEPが開発した操船シミュレーションゲーム「Ship Simulator Gold Edition」を日本語マニュアル付き英語版で、5月25日に発売する。対応OSはWindows XP/Vistaで、価格は6,800円。

 まずはヨーロッパらしく水上タクシーの運行からスタート。小型船で操船に慣れ、徐々に大型船に挑戦していく流れになる

 上の画面から、マウスホイールを回していくとここまで俯瞰できる。この高さから港の動きを眺めているだけでも楽しい。このスケーラビリティの高さも同作の大きな魅力のひとつだ
 「Ship Simulator Gold Edition」は、昨年欧州で発売された「Ship Simulator 2006」をベースに、北米版発売の際に追加されたニューヨーク港のデータ、さらにアドオンによる追加船体データを加えた豪華パッケージ。ある程度の英語力を要求する英語版なのが惜しいが、これ1本で充実した操船シミュレーションを楽しむことができる。

 基本的なゲームデザインは、ロッテルダム港やハンブルグ港、ニューヨーク港といった大規模な商港を舞台に、船を目的地まで運ぶことを目的とした操船シミュレーションゲームになっている。目的地の途中には複数のウェイポイントが設定され、船体特性に応じた微妙な操船テクニックを駆使しながら目的地を目指して船を動かしていくことになる。

 収録船体は、タイタニック号、コンテナ船、ロイヤルヨット、水上タクシー、国内コンテナ船、港湾警備艇、タグボート、パワーボート、他用途貨物船、漁船、クラシックヨット、スピードヨット、クルーズライナー、ロシア船籍タグボートの計14艇。

 ゲームモードは、水上タクシーの運行、タイタニック号の出港など、リアリティのある設定で操船を楽しめるシナリオモードと、好みの港を選択し、自由にオブジェクトやウェイポイントを設定して楽しめるエディットモードの2種類が用意されている。シナリオモードは、「Ship Simulator 2006」本編で40本、アドオンで20本の計60本が収録されている。

 先述したように、音声ガイドは、字幕なしの英語で機関銃のように喋り立てるため、不自由なくプレイするためには一定以上のヒアリング能力が必要になる。音声ガイドは、無線のやりとりを再現したものらしく、わざわざひずみのあるやや聞き取りにくい音質になっており、さらにハードルが高くなっていることも付け加えておきたい。



GAME Watch - 2007年4月27日